たちまちWASABI

NYC郊外暮らしラプソディ~アートと自然と一緒に

Congers Lake散歩、我が道を行く息子

月曜日が祝日"Labor Day"のため、カレンダーでは今週末3連休のアメリカ。

Labor Day は「夏の終わり」とも言われ、またこの3連休明けから新学期を始める学校も多いため、オトナにとってもコドモにとっても「最後の週末」ぽい名残惜しいものを感じます。
この連休で夏最後のお出かけをしたり、帰省先から帰ってきたりと、移動する人達も多いらしい。
我が家は遠出の予定もなく家でのんびりのつもりではあるけれど、気候が良くなったし、昨日土曜日は近くのCongers Lakeに2歳児のエネルギー発散も兼ねて行ってきました。

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Congers Lakeは川をせき止めて出来た人工の湖で、その周りが公園になっています。
ぐるっと一周できる道が整備されているので、緑の中での散歩・ジョギング・サイクリングが楽しめる場所です。
湖の向こう側、対岸側は水上のボードウォークになっていて、とくに春から秋にかけてはそこを歩くのも快適。茂みにはシカやウサギを見つけたりも。

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息子を歩かせてエネルギー発散を開始。
視界に入るものなんでもが気になって、歩いて立ち止まって、蛇行して、後退して、草が気になり、落ち葉を広い、すれ違う人達に話しかけ、「かわいい♪」と言われご満悦、、、我が道を行く年頃です。

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こうしてやっとたどりついた公園広場には、プレイグラウンドがあるのでここでも発散させます。

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日本で言う保育園や幼稚園にあたるものにはまだ通っていない息子。なので、他の子供と触れ合う機会はこういう場所くらいのもの。
息子は、なぜかだいたい3~4歳くらいの少し年上の男子に絡む。
絡み方は、覚えた言葉と宇宙後を駆使して話しかけるという方法。
その内容はところどころ「%△#?◎&@□!!!!」なくせに妙に主張してくる息子に対し、もう言葉がしっかりしてる3~4歳児達は「なんだこいつ?」な顔をしながらも、なんとなく相手をしてくれる。
面白いもので、そのうち彼らは「こいつよりオレの方がオトナだ、ツヨイぜ。」と気づくのか、息子に対しての態度が徐々に「エラそう」になってくる。
でもそれに気づかず息子は相変わらずのマイペースで絡む。
するとだいたい3~4歳児の彼らの方が、ちょっと息子を小突いてみたり、「上から目線」の物言いになってみたり、、、と、少しずつ攻撃的になってくる。
 
さすがに小突かれたりすると息子もちょっと混乱の表情。でも泣かないし、怒らない。
そんな時の息子の対応は、
 
「ソーリー(Sorry)♪」
 
謝罪。
2歳にしてすでに事なかれ主義?私からの日本人の血が濃過ぎ?
 
お人好しなのかマイペースなのか,,,小さい子供と触れ合うたびに、こんな具合の息子。
これから保育園や学校が始まるとどうなるのか、母と父は楽しみでなりません。
 
 

来た来た、パンプキンスパイス♪

ニューヨークあたり、急に涼しくなりました。

朝なんて摂氏15度未満の肌寒さ。

 

木々の緑も鮮やかさが無くなり、セピアがかったなんとなく「秋」っぽいトーンになり、そんなところからも夏の終わりが近づいているのを感じます。

 

気温、空の雲、葉っぱの色、虫の音など、季節の変わり目のを感じさせるものは色々ありますが、それらと一緒に「秋」が近いことを教えてくれるもの、『パンプキンスパイス』。

スターバックスのラテで出てくる、季節限定フレイバーのあれです。

 

東海岸ニューヨーク近辺御用達のダンキンドーナツでも、さっそくパンプキンスパイスフレイバー商品が登場。

 

ドリンクも、ケーキも、マフィンも、パンも、ドーナツも、、、なんでもかんでもパンプキンスパイス。

併せて、10月末にやってくるハロウィンのイメージカラー「オレンジ×ブラック」もパンプキンや「秋」の雰囲気に拍車をかけて、街中やお店のデコレーションでちらほらと目に入る時期になりました。

 

近所のスーパーマーケットでも。

朝食シリアルの定番「チェリオス」の季節限定パンプキンスパイスフレイバー売り出し中☆

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ほんっとに、アメリカ人ってパンプキンスパイス好きよねー!と思う。

どこもかしこもパンプキンスパイスだらけで。。。

 

・・・って、言う我が家にも1箱。

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普段、まずチェリオスなんて買わないくせに、パンプキンスパイスに殺られた人達ここにあり。

こういう人がいるから、パンプキンスパイス味が出るんだろう。

 

ちなみにこの「パンプキンスパイス」という名前のスパイスは、シナモン・ナツメグ・ジンジャー・クローブを配合したもの。材料が揃えば自宅でも手軽に作れます。
分量例はこんな感じとかで。

 

さて、これからどれだけのパンプキンスパイス味のものが食べられるか?も、秋の楽しみの一つです♪

 

 

電車のドア、とんだcoincidence、そして貼り紙

新幹線が、、、ドア開いたまま走行しちゃったんですって?

先日、日本のニュースで見ました。

 

高性能と安全性を誇る日本のbullet train – SHINKANSENに、そんなことがあったのかぁ。

 

うちの2歳になった息子、蒸気機関車を経て現在は新幹線が大好きな小さな「鉄ちゃん」で、この度ドアを開けたまま走ったという「はやぶさ」は、いま彼が唯一名前を言える新幹線です。

ニュースを眺める私の横で、そのグリーンの車体を見ては「ハヤブサ!」(イッチョ前に「ブ」にアクセント付きのイングリッシュスピーカー訛りで)と息子は喜んでいたのだけれど。。。

 

このニュースを聞いて私はとても驚きました。

 

実はその前日、NYC⇔郊外を走る、New Jersey Transitという電車(私も通勤で利用している)で同じようなことが起きて、ちょうど職場や家でその話をしていたのと時を同じくして聞いたニュースだったから。

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New Jersey Transitのは…

電車が駅に停車した際、誤ってプラットホームと逆側の車両ドアが一斉に開き、乗客が線路側に落下してしまったという出来事。

車掌さんが、間違った方向のドアを開けてしまったんだと。

いくら駅で停車中とはいえ、落ちた線路は通過列車が走ることもあるので、大惨事にだってなりかねない。

でもこれ、なにも今回が初めての事じゃなく、これまでにもドアが誤って開いたことあるんです。

 

New Jersey Transitは、車内で車掌さんが切符の確認に回って来るのだけど、混んだ車内でドアに寄り掛かって立つ乗客に対し、車掌さんが「俺ならドアには寄り掛からないぞ。何があるか分かんないからなー。」と言うのを聞いたことがある。

 

半分冗談ぽく言ってはいたけど、ホント、、、シャレにならないから。

 

日頃から通勤でこの電車を利用していると、ドアが逆に「開かない」とか、雨漏りするとか、、、色んなボロを日常的に見ているわけです。

なので、私はドアなんて信用できないので、絶対に寄り掛からない。いつ間違って開いてもおかしくないと思うから。

 

と、こんなことがあった直後に新幹線のドアの話を聞いたので、あまりの偶発的なことに余計にびっくりしました。

日本の新幹線の件は、けが人などが出なくてよかったですね。

鉄道会社は謝罪し、再発の無いよう徹底するというようなコメントを出しているとか。

 

一方、事故の常連New Jersey Transitは、誤作動は人的ミスでのものと認め、線路に落ちた人のけがは軽いものだった、と言っている。

 

比べるのは間違いだけど、、、ね、同じ「ドア開いた」でも鉄道会社の対応には大きな差があるようです。

 

 

・・・なんて思っていた昨日、
またNew Jersey Transit絡みの不思議なものを見つけました。
電車を降りてバスを待つため駅のベンチに座っていると、目の前を清掃員のおじちゃんとおばちゃんが歩いて行った。なぜか、私の背後の壁と私を見ながら、少し立ち止まって喋っていたけどスペイン語だったのでよく分からない。

気のせいかな、でも気になる・・・

なので、背後の壁を見てみると手描きの貼り紙。

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「え!ベンチがペンキ塗りたてだった!?」と焦りながら、さらによく見る・・・

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「New Jersey Transitはこのあたりの毒蛇をどうにかしろ」と。

 

蛇の場合「毒」はtoxicじゃなくてvenomousだ…
は、さておき、取り敢えず起立、そしてここから離れた場所でバスを待ちました。


あたりを見ると、隣のベンチにも、そのまた隣のベンチにも、同じものが貼ってある。

ここ毒蛇が出るの?
蛇って実は何かの例え?
よくマリファナ臭することあるからそれの苦情(だからvenomousじゃなくて敢えてtoxic)??
もしかして、そもそも問題事が多いNew Jersey Transitへの嫌がらせ???

本当の事は分かりません。
また来週の通勤時に見てみます。本当に毒蛇が出るということでなければ良いのだけど。

 

 

行方が気になる・・・

雨の今朝、通勤のためいつものように夫と息子と地元の駅に向かっていると、目の前に白くて長―いタンクを背負ったトレーラー。

 

この道では珍しいかんじのトレーラーだなと思っていたら、夫が、

 

「おぉ!Cryogenicsって書いてあるじゃん♪」

 

Cryogenicsって何?っと聞いてみたら、超低温ってものだと。

超冷却で人の体や、動物や、色んなものを保存したりできるやつだよと教えてくれた。

 

確かに、車体には「液体窒素」と書いてある。

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「へぇ~♪何が載ってんだろうねぇ~♪」

「こんなでっかいタンクのトレーラーだもんねぇ♪」

「追突しないように気をつけなきゃ…♪」

「ぶつかったら液体窒素出て来て、エライことになるの間違いないねぇ~♪」

 

しょうもないことで、妙に盛り上がるおかしな夫婦。

 

中身が入ってる入ってないは別として、、、

このトレーラーはどこに行くのかなぁ?と、ふと思った。

病院か…どこかの研究所か…

ここを進んで行くと、Pearl Riverという町、その先はニュージャージー州北部のバーゲン郡

そのあたりには、国内外の大手製薬会社のオフィスやラボがたくさんあるので、そいういうところへ向かっているのかなぁ・・・

 

なんて、とりとめのないことを考えているうちに、我が家は駅へ到着。

そしては私は夫と息子を後にし、電車に乗り込み仕事へ向かったのでした。

 

イサカへ夏旅~帰宅

だらだらとポストしたイサカ旅行の話もおしまい。

みんな無事にロックランドの我が家へ帰宅しました。

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まる一日かかる広島への里帰りを思うとはるかに短い時間ではあるけど、それでもチャイルドシートに2歳児を4時間ロックしての移動なので色々と気はつかうものです。

 

ラッキーなことに居眠りしているか、静かに窓の外の景色を見ているかで、ほとんどグズらずにいてくれた息子。よかったよかった。。。

 

我が家のイサカ旅に巻き込んだ義父母の住まいは、我が家から車で15分ほどのところ。

今は平日に2回息子をみてくれたり、何かの時には我が家にも来てくれたりと、とてもありがたい環境です。

そして今回の旅にも参加し、一緒に過ごしてくれました。

これも2人が元気で、息子と会うのを楽しみにしてくれているおかげ様。感謝ばかりです。

 

また1年後、来年の夏も家族みんなで旅行に行けるのを楽しみに♪また毎日を頑張ろうと思うのです。

 

☆連載したイサカへの旅行記はこれで終わり。また次回からいつもの他愛もない徒然をポストします。

 

イサカへ夏旅~帰路に寄り道

家族での楽しい小旅行バケーションタイムはあっという間に過ぎるもので、、、

イサカでの3日目の朝に博物館を楽しんだあとは、名残り惜しい気持ちでロックランドの我が家へ向かいます。

「あぁ、あそこに行きたかったなぁ」「もっと時間あったら良かったのに」くらいが、また来たい気持ちでいられるからちょうど良いのだと言い聞かせながら。

 

でも、あと一つだけ寄り道したい場所があるんです。

Valley View Fresh Produce

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イサカからの幹線道路沿いにある、ファームスタンド(マーケット)です。

このあたりの農家さんでとれたもの、つくったものを直売されているお店で、イサカからの帰りにいつも必ず立ち寄ります。

 

店内にはとれたてフレッシュなみずみずしい野菜や果物、ジャムやサルサなどの瓶詰製品、手作り雑貨が並びます。

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我が家は、大きなピーチ、プラム、コーン、ルバーブジャムを購入。

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お会計を済ませたところにちょうど、「いま畑から運ばれてきたところだよ」とパレットに乗ったまま、大きな大きなメロン(cantaloupe)がたくさん店内に運び込まれ、それも一つ頂きました。

 

そして、お店の一画に手作り石鹸コーナーを見つけた。

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「前回はこんなの置いてなかった気がするな~♪」と気になったので、いろいろ見てみて、石鹸を3つ購入。

1つは我が家、2つはお土産に♪

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レジにいた看板娘のおばあちゃまが明るくチャーミングで、楽しくお話しながらお会計。

さっきの石鹸は、このおばあちゃんの娘さんが楽しんで手作りされていると教えてくれました。。

オーガニックのヤギのミルク、ココナッツバター、シアバターエッセンシャルオイルを使って作られているそうです♪

 

そして新鮮なお買い物を車に積んで、再び帰路へ。

帰りは道中、車内が甘―いメロンの香りになっていました♪

 

先日さっそくそのメロンを食べてみたら、驚くほどジューシーなのに、甘くて味もしっかりでとっても美味しかった。もっと近くに住んでいたら、すぐにでもまたメロンを買いに行きたいね、と夫と盛り上がったのでした。

 

☆次回はオマケ、帰宅の話

 

 

イサカへ夏旅~地質学博物館

前日のネイチャーセンターのパンフレット情報で知ったMuseum of the Earth
、地質学博物館とでも呼ぶのかな。
 
インドアのミュージアム日和(雨)だし、恐竜を認識して「アイソソー」(ダイナソーのつもり)と呼べるようになった息子を連れて行ってみました。
さっそく入り口にアイソソー♪

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海沿いのニューヨークシティからハイウェイを4時間走り続けたところに位置するイサカ。
ニューヨーク州キャッツキル山地を越えたその先なので、標高も高い。
そんな内陸の街だけど、かつて大昔(何百万年、何億年前)、ここは海だったそうです。

長い年月の中で何度も繰り返される自然環境の変化の度に、海底に砂が堆積し、石灰質が堆積し、砂が、石灰質が…を繰り返し層を成し、その海底が近く変動によって隆起。

氷河時代には一面氷で覆われ、形成された氷山がまた再び長い年月をかけての気温の上下でゆっくりゆっくりと動き、また戻り、また動き…を繰り返すうち、地面がガリガリと削られ、、、

その削られた場所が落差100メートル以上の細く深い谷となり水が溜まったのが、カユガ湖を一つに数えるフィンガーレイクスになりました。

イサカのあたりには、滝の名所が多いのもそのため。
今回は行かなかったけど、以前に訪れた滝(↓のリンク)は、それぞれ異なる地形で趣が違いながら、どこも迫力の絶景です。

parks.ny.gov

parks.ny.gov

nyfalls.com

 

さて、ここはイサカの古生物学研究所が開いている博物館。
先カンブリア時代から順を追って、模型や実際の化石などの展示で各時代とそれぞれの時を生きた生物が紹介されています。

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地質学の知識が全くないので地質に関する用語が難解だったけど、子供から楽しめる博物館なだけあり、展示はとても見やすく、カラフルなビジュアルで図鑑を見ているようなかんじ。

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展示に関連するクイズや絵本が置かれたコーナーや、模型や化石を触って楽しめるものもあり、子供の(大人も)興味をひく展示が点在していました。

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カブトガニ

昔、小学生だったか、「カブトガニの一生」という話が国語の教科書にあったのを思い出す。
キミだったのね。

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子供の頃は、こういうサイエンス系にあまり興味が無かったのに、大人になるにつれて好きになってきた気がします。
「へぇー、そうなんだ♪」が楽しい。
息子がもう少し大きくなったら、もう一回行ってみたいなと思う博物館でした。


☆合間時間にちびちびと連載しているイサカ夏旅。あとちょっとだけお付き合いを♪
次回は、帰路に寄り道の話