たちまちWASABI

NYC郊外暮らしラプソディ~アートと自然と一緒に

ベース作り、昔の英会話練習のことを思い出す

最近また一つ扉を開いた息子の想像力と彼のアート解説についての昨日のポストを書きながら、自分の英語学習経験に関して気づいたことが一つありました。
それは、自分が持つ英語の語彙と構文力で見たものを描写&説明するという作業が、いま3歳になった息子が日々行っている行為と一緒だ、ということです。

本の中の絵、テレビやビデオの画像、屋外で目にする光景などの見えるもの、更には音や匂いや味や感触、心で感じる事などを、息子は知っている単語を駆使して伝えようとします。
例えば、魚屋さんに並んだ魚を見て「魚が"お昼寝してる"」と言うような、事実とは異なることでも、彼が持つ知識と言葉でその事柄をなんとか表そうと。

この行為、私が日本で英会話を習っていた時、クラスの始めに必ずあった、テキストの挿絵を見て「見えたものを説明する」練習と全く同じだな~と思ったのです。

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「ふむ・・・。」


私は、日本で社会人をした後にオトナ留学生としてアメリカに渡り、今に至ります。
アメリカの大学でたくさん読み書き&会話もしたので、自分の英語はこちらに来てからもいくらかは上達した...つもり。しかし、いまでも私の英語の『基盤』は日本で通った英会話教室での積み上げが大きなベースになっていると思います。

英会話教室はその当時一世を風靡した「駅前留学」。高校生の頃から数年、そして仕事をし始めてからは何度もブランクがありつつも再入会するなどして、英語に触れる機会を確保するために通いました。
当初は全くダメ!ネイティブの講師が何を言っているのかも分からず、一番"下"の超初心者レベルに振り分けられてスタートして、続けていくうちに少しずつ会話が成り立つようになり、一歩一歩進んできたかんじです。

その教室での英会話レッスンは、まずテキストブックの絵や写真を見て、内容が合っていてもいなくても何でも良いから、その見えてるものの状況を説明することで始まっていました。
私、これが結構苦手で(笑)想像力がないのかもですが...あまりに間違ったことを言うと恥ずかしいと思ったり(笑)、または「そんなの絵を見ればわかるじゃん」と思う事をわざわざ説明するのを躊躇していたのか(見て分かることを"言うことで練習する"んだから、躊躇は全くもって不要なのに...)・・・
そんなふうに考えすぎながら、更には頭の中は英語/日本語の変換にいっぱいいっぱいでうまく言葉が見つからなかったりで、とにかくショボかったです(笑)


しかし、それと同じ作業を、間違えを恐れることなく躊躇もせず、毎日繰り返す息子を見ていると、幼い子供はさすがピュアで真っすぐだと感じるのです。
そのおかげか、彼の会話力もぐんぐんのびのび。まぁ、口がとても達者になってきたものです。


今、そんなふうに息子の様子を通して昔の英会話練習の経験を思い出し、「あの練習、意味が分かってなかったけど、積み重ねでタメになってたんだな...♪」と感じているところ。
自分のことは、何事も、始めから飲み込みよく高速成長できる要領の良さはなく(笑)チビチビやり続けてやっとそれなりになるタイプ、と思っています。そのかわり「やる」スイッチが入ったらしつこい(笑)
なので、こんなかんじで何年も経ってからやっと「あぁ...あれが今のこれに繋がってんのか」と思うことってたくさんあります。

今の息子が毎日やってる言葉の練習が、これから続いて行く彼の人生の中での言葉のモトになるように、、、
小さいピースを一つ一つでも、隙間を埋めながら築き続けたベースは、振り返れば大きくて頑丈な基盤になるのではないか...なんて思っています♪

 

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