たちまちWASABI

NYC郊外暮らしラプソディ~アートと自然と一緒に

ホタルのいる夏

職場で「7月もう終わるのか」と思いながら月末の仕事をしていると、NYの夏がとても短く更に貴重に感じた今日。

夏の思い出に、今年7月に我が家の庭にやって来たホタルのことを書いておこう♪

 

寝室が庭側にあるので、部屋のライトを切った後ふと窓の外を見ると、ポツリポツリと浮かび上がる光。

昼間は息子が遊びまわり夫がガーデニングと盆栽の世話に勤しむ庭も、夜になると静かになり、ご近所から少し届く明かりで置きっぱなしの息子の赤いボールや砂場などがうっすらと見えるくらいの中にふわりと現われては無くなり…を繰り返すホタルの光はとても幻想的。

 

日本にいた頃は、ホタルは街(町)から離れた山の中に見に行くものだったけど、ここでは庭にやって来てくれる。

NYC通勤圏内の住宅地ながら、木が多くて芝生や草のある庭地がたくさんだからホタルがいやすいのかも。

 

ある日のこと。。。

庭に続くキッチンからのお勝手口を出たところ、今年夫が種から楽しみに育てていたエンジェルトランペットが大きなサーモンピンクの花を咲かせたところに、ポツンととまったホタルを発見。

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大き目であまり飛び回らない様子なのでメスかな?

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夕方、これから日が暮れていくのにあたりが薄暗くなり始めた頃だったので、まだホタルの光もちらほらと始まったばかりの時間帯。

こんなに接写させてくれるホタルは初めてだなぁ♪と何枚か写真を撮ってみていると、ふわりふわりと光り始めてくれた♪

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しばし、見とれていながら、、、

「これはパートナー探しのための光」と頭によぎり、

「虫たちの子孫を残すための行為」を人はキレイだ幻想的だと眺めているのか、、、面白いな、と思った日暮れ。

 

 

そんなふうに、自宅の庭にホタルだいるだけで私は「わぁ~♪」となってしまうのだけど、夫曰く「ホタルはどんどん減ってきている」らしい。

人やビルやお店や道路のための明かりが増えて、周りがどんどん明るくなると、相手が発する光をたよりにパートナーを探すホタルたちは光=相手にを見つけられなくなり、結果子孫が残せずホタルが減ってしまうんだと。

悲しい話だ。。。

 

 

その翌朝のこと、どこから入ってきたのやら、寝室のバスルームの壁に1匹くっついていた。

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昨夜は良いパートナーに出会えたのかしらね♪それともまだまだこれからが勝負か。

7月上旬の出来事なので、もうこのホタル達は命を終えてしまっているだろうけど、しっかり光って良い相手を見つけられているといいね。