たちまちWASABI

NYC郊外暮らしラプソディ~アートと自然と一緒に

やっぱり今は、家でじっとしていよう

前々回の投稿を書いた頃、今週の始めは「外出禁止で仕事できない⇒収入無くなり家計が心配」なのが気がかりでならなかったけど、ここ数日間でそんな気持ちはもう二の次、三の次。
できるだけこの状況が収束する方向に進むことを願うばかり。

アメリカ政府が経済支援策を発表、また私の職場からも特別措置の通達があり、経済的な心配事が軽減されたからというのもあるけれど、、、
日々NY州の、とくにNYシティの急増する感染件数や厳しい医療現場の様子などを目や耳にしていると、専門的な事など分からない私でも「家でじっとするのが最優先だ」と思うようになった。

こんなにたくさんの人達に感染がひろがり大勢が亡くなる状況でも、交通や物流、食品・生活用品の供給、インフラ整備等の『人の生活に必要な業種』に関わる仕事に就く人達はずっと働き続けてくれている。
NYシティの病院では、ベッドや人工呼吸器等の設備だけでなく、看護師らが自分達の防護もままならない物資不足の中であふれる患者の対応を続けている。
この状況下では、私の仕事やアート創作活動なんてざっくり言ってみれば”必要でない業種”の方に属する。こんな時、そんな私にできることは「何もせず家にいること」なんだなと痛感した。

NY州知事の発表ではこれから2-3週間で拡大はピークをむかえると言われる反面、大統領の方は「経済のためにまもなく閉鎖を解除する」と言っていたり... 今の日本もそうかもしれないけど、こちらも一気に色々なことが起きてかなり錯綜しているかんじ。


しかしそんな人間の様子などお構いなしに、春の陽気の空は無常なまでに青くて清々しかったり、今朝は雷雨を激しく降らせてみたり... 近所の垣根はレンギョウで黄色に染まり我が家の芝生にも緑が戻ってきていたり、、、自然の方はいつもの春のルーティーンをこなしているみたい。

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「いつかの日か、後になってみれば"2020年は大変だったよね"って言えてるんだろうか」なんて思ってしまうのだけど、、、
本当に、「あの時は...」と、思い出として話せる日が早く来れば良いなと願いながら、今日も自宅時間を過ごしているところ。