たちまちWASABI

NYC郊外暮らしラプソディ~アートと自然と一緒に

空き缶と便器

あれはいつのことだったか...
最後に日本へ行ってから1年半以上経つので、少なくともその頃かそれよりも前のこと...

夫が日本から、空き缶をスーツケースに入れて大事に持って帰ってきた(笑)
空き缶... なにゆえに(笑)ですよね。

なんでも、日本滞在中に飲んだ地ビールが美味しかったのと、その缶のデザインはアメリカでは手に入らないレアなものなので、ビールとの旅の思い出を持って帰る、というのが彼なりの理由だったようです。

更に、日本の民家の軒先やカーポートなどに、アルミの空き缶を工作して風車の飾りにしたリサイクルアートなものがぶら下がっているのを見たのが、とても彼の印象に残ったらしい。
空き缶に切り込みを入れて提灯型にして吊るしたのが、風を受けてくるくる回る、あの手作り工作です。
アメリカ人の彼にとっては見たことのない物だったらしく、とても興味があったもよう。
確かに、中身を飲み終えた空き缶を家の外に吊るすのは... リサイクル工作を楽しむ感覚が無い人には「なんでわざわざゴミを飾るの?」って感覚かもしれませんね。

そんなわけで、どうせなら旅の思い出がつまった日本の地ビールので工作をしたい!と、わざわざ海を越えてアメリカまでやってきた空き缶。
それがやっと風車となったのがこの夏。

くるくる回る提灯型にするには、空き缶全体にいくつもの切れ目を入れることになり、そうするとせっかくのラベルデザインが細切れされて見えなくなってしまうという理由から、風車型のものを作ることにしたらしい。
思い入れの無い適当なソーダ缶を切って風車のハネにし、それを支える部分に思い出の地ビール缶:広島の"宮島ビール"を丸ごと使用して。

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我が家のお勝手口よこプランターに挿して、風がふくたびくるくるカラカラ... 風鈴の音とともに。ヒッピーに片足を突っ込んだ郊外暮らしの我が家らしいです(笑)



このアメリカではなかなか見かけない「庭先のリサイクル品」である空き缶風車を見ていて、逆に日本ではあまり見かけないアメリカのとある「庭先"リサイクル"品」を思い出しました。
それは、トイレ(洋式便器)をお花のプランターにしたもの。
トイレのボウル部分と場合によっては付属のタンク部分に土を入れて、色とりどりのお花なんかを寄せ植えするんです。

これ、もともとは、どちらかというと貧しい田舎住まいのカントリーカルチャー。
家の修理なんかも自力でやって、トイレも自分で修理して... あぁ、使わなくなった便器どうしよ、鉢代わりに花でも植えて置いとくか、みたいな。
それがちょっとした"スタイル"の一つになり、必ずしも貧しくない家庭でも庭のキッチュな飾りになった、というかんじかと思います。

便器なので、私は初めて見たときは「ナニゴト?」と思ったけど(笑)
カントリーな雰囲気漂うスタイルの一つなのだそうですよ。
ご参考にこんなYouTubeも、、、

www.youtube.com

 

www.youtube.com



これって、土を入れられるボウルやタンクの部分が地面から離れて少し高い所にある洋式便器のデザインだから成り立つのかな...
ボウルは脚付きの植木鉢っぽい形状だし、ボリュームあったり枝垂れる植物を植えるならタンクくらいの位置がちょうど良さそうだし...

和式は... あんまり庭先にも"映え"なさそう(笑)


なんて、空き缶と便器のリサイクルのことを考えていた今朝でした。

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