たちまちWASABI

NYC郊外暮らしラプソディ~アートと自然と一緒に

The MET, MoMAも再開したNYC、アートにはパワーがあるはず

ニューヨークでは、コロナ禍の影響でロックダウン以来ずっとクローズしていたミュージアムが、先日ついに再開しました。

来場者のほとんどがNYC観光客で占められている、ニューヨークといえばのThe MET(メトロポリタン美術館は、まずは美術館メンバーのみが入館できる日を設けた後、現在はメンバーではない一般の来場者も入館可能になりました。
(分館にあたるThe Cloisters(クロイスターズ美術館)は9月12日再開のようです。)

もう一つの人気美術館、MoMA(ニューヨーク近代美術館)も再開しています。
再開にあたっては、館内の人数規制をするため入場券は前売りで来館時間予約制で行われているようです。
そして現在、9月27日分までは、MoMAのスポンサーであるUNIQLOが入場料を提供しているため、予約が取れれば無料入場できます。

ちなみに...27日までの無料入場券は毎週金曜日の朝10時に、翌一週間分が予約開始されているそうです。
ちょうど金曜日だった昨日、お昼頃にウェブサイトを覗いてみましたが、17日までの一週間分はすでに完売していました。さっそく人気ですね。。。
次回は無料期間の最終枠、18日~27日分が9月11日朝10時に予約開始となるそうなので、無料入場を狙われる場合は開始すぐにアクセスした方がよさそうです。
(受話器を握ってダイアルし続けコンサートチケットをとったあの頃を思い出す、昭和なアタシ。)

さて、こんな感じで順次再開しているNYCのミュージアムですが、上記したNYC"2大美術館"について書いたワシントンポストの記事が目に入りました。

www.washingtonpost.com


8月29日(土)の各美術館の様子が伝えられています。
夏の土曜日ともなれば25,000人の来場者があるメトロポリタン美術館だそうですが、それに比べればずいぶんと少ないものの8,500人が来場していたというのに対し、MoMAは1時間に100名の人数規制をしているそうで(ということは1日あたりは500人程度なのかな?)、館内は非常に閑散として静かな状態なのだそうです。

この2大美術館、学生の頃には現地でのレクチャーのためクラスで来場したり、課題のために個人的にもよく足を運んでいましたが、NYC観光で行かれた方もご存知のように、どちらもいつもよく混んでいました。
そんな様子も、コロナ禍を経てソーシャルディスタンスとマスクが当たり前になった今、とっても遠い昔のように感じますが・・・

そう思うと、人が少ないメトロポリタン美術館、ギャラリーの部屋に自分しかいないMoMAとか、、、想像するととても不思議です。
まだ遠方からの来場は難しい時ですが、静かにアートや美術館での時間を楽しむには、いまはとても良いタイミングな気がします。

小さい子供がいる我が家、子供向け博物館ならともかく、こういうアートミュージアムからはすっかり足が遠退いているので... 館内に人が少ないのなら、幼児連れアート鑑賞は今がチャンスなのかも...

さて、リンクした記事の中に「こんな今だからこそアートが癒し」というようなことが書かれています。
この一言、私はよく分かる。私も一時期とくにアートに癒しを求めていた頃があり、またそれがきっかけで留学ではアート関連のことを勉強したいとNYにやって来たので。

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NYC郊外のDIA Beaconのギャラリー

アートに癒しを感じた経緯については、私のポッドキャストWASABI BONBON RADIOの今日の収録『#005 癒されたから決めた、NY留学での専攻』でお話しているので、興味があれば聞いてみてください。

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アメリカでは、コロナ禍による自粛からの再開においては優先順位が最後となっていたミュージアム
たしかに、アートやミュージアムは食べられないし生活環境を清掃してくれるものでもなければ、物や人を遠くへ運んでくれるわけでもないです、物理的には。なので、生活必需品か?と言われれば、そうではないとも思います。
でも、アート作品を見るのが好きな人や作って表現する側にとって、それがあるのと無いのでは大きな違い。
人の思考や世の中で起こっていることなどが影響して、人によって生み出されるアート作品は、示唆に富んでいたり喚起するものがあったり、ダイレクトに五感を刺激してくれて、とっても人間臭い(と私は思います(笑))のが魅力です。
人間にそんな人間臭い刺激をあたえてくれるアートは、心を満たし又はお掃除し、しばし非現実的な時間に誘い"トリップ"させてくるものなんじゃないか、とも思っています。

ニューヨークはアートもアーティストもたくさんの街です。
アートが、ニューヨークの再開とこれからを盛り上げていくカギになってくれればいいなと、街の外からではあるけれど、そう願っているところです。  

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