たちまちWASABI

NYC郊外暮らしラプソディ~アートと自然と一緒に

イサカへ夏旅~出発

息子が産まれたばかりだった2年前を除き、我が家の毎夏恒例となっているイサカへの小旅行。

ロックランドからだと、車で4時間ほどの距離なので、遠すぎず近すぎずの気軽な週末旅行にちょうど良いのです。

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イサカ(Ithaca)は、ニューヨーク州のほぼど真ん中くらいに位置する街。

ハイウェイが直結していない盆地なので、ここに行く用事がないとなかなか訪れることが無いかもしれないけれど、、、

フィンガーレイクと呼ばれる、ニューヨーク州の中でも大きな湖が複数あるエリアに位置し、ハイキングやサイクリングやキャンプなどのアクティビティに持って来いなスポットがたくさんあるところ。

また、イサカは米国名門大学の一つであるコーネル大学があるカレッジタウン。学生・留学生がたくさん住む街なので、中心地にはヒップでローカルなショップやレストランがあり楽しいのです。

 

我が家との縁はというと、夫のおばあちゃんの街(義父の故郷)。

おばあちゃんは数年前に亡くなってしまい、今はもうお家も別の家族がオーナーとなってしまったけれど、おじいちゃんと一緒に眠るお墓がイサカになるので、お墓参りも兼ねて(お盆シーズンだし♪)夏の家族旅行はイサカに行きます。

 

昨年から、息子を連れて行くようになってからは、夫両親も巻き込んでの3世帯家族旅行。

自然がたくさんで夏の気候は涼しく快適なので、避暑地へ行くような気分で遊びに行きます。

 

車に荷物を積み込んで、雄大ニューヨーク州の自然の中をひた走りイサカへ向かいます。

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☆次回は「イサカのファーマーズマーケット」の話

2歳検診

先日、昼からお休みをもらって、先月2歳になった息子の24ヶ月(2歳)検診に行って来た話。

 

予約は午後3時だったけど、午後2時半に到着。

予約事は何でも待たされ時間通りにいかないアメリカ。半面、運が良ければ予約時間を待たず用事が始まるのもアメリカ。

到着後すぐに検診を始めてもらえてラッキーにスタート♪

 

夫と息子と3人、診察室に入ってナースの登場を待つ我が家。

最後に検診に来たのは1年前の1歳検診の時なので、息子は目にするもの何でも、そして検診のシチュエーションさえも非日常の新しいことでワクワクと興奮していた。

きっと1歳検診の診察や予防接種の痛かった記憶なんて無いんだろうな…という様子で。

 

ナースがやって来て、家庭環境や生活の様子を問診。

質問内容は、家は一軒家/アパート?水道/井戸水?ペットは?家族構成は?家庭での言語は?等々。

それから睡眠や食事のこと、お話を始めたか?走れるか?などの質問に答えて、あとはこちらが気になる事の相談。

 

そして息子の服を脱がし、身長・体重・目・耳の検査。

最近は家の体重計に乗せてみたり、壁に沿って立たせて身長をチェックしてみたりしていたのが良かったのか、計測中は言われる通りにじっとできた息子。

耳に聴力検査器具をあてられた時はさすがに緊張で顔が強張っていたけど、それでも右左とも嫌がることなく辛抱強く静かにできて、私の方が驚いたくらい。

 

体の計測が終わり、ナースに変わりドクター登場。

我が家が通う小児科には3人の医者がいるようだけど、今回もいつもお世話になっている女性のドクター。

「2歳かー。大きくなったねー♪」って笑顔で言われて息子もご機嫌。

先生が聴診器で音を聞いて、お腹を触ってチェックして、所見なし。

もう一度両耳をチェックし、口を「あーん」して診てもらう。

 

あとはクライマックスの予防接種と採血。

 

先生がこちらに背を向けて、予防接種2種を準備し始めた頃、、、

先生に隠れて見えないところから、カサカサと注射やアルコール消毒を準備する音が聞こえてくる状況に息子のダム決壊!

痛い記憶が蘇ったのか、空気を読んだのか、ご機嫌さんが一転して注射前にして大泣きになってしまった。

 

号泣の予防接種2発。

終わったかと思ったら、こんどは足の指で採血で、泣きっ面にハチ。または一難去ってまた一難。

 

さっきまでは、別の診察室から聞こえてくるよそのうちの子供が泣き叫ぶ声に、「oh,,, baby cry…」なんて言っていたのはどこの誰だか。

 

最後は真っ赤でクシャクシャの泣き顔でぐずぐずながら、部屋を出ていくドクターに「バイバイ…」と言う息子。

ちゃんと挨拶というよりは、「もう来ないで。バイバイ!」なんだろうけど。

 

 

そんなこんなで、大粒涙のクライマックスだった2歳検診。

注射と採血は痛いもんね。泣いてもしかたない。息子には、よくがんばったで賞を授与しよう♪

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オマケの人生74年

この8月のはじめで、私は渡米7年。

日本で社会人をしたのちの正規留学生として、学生ビザを持ってアメリカにやって来た。

 

実家から出発の日、当日の朝までダラダラバタバタと大嫌いな荷造りをして、最後にほんの少しだけ祖父母としばしのお別れ前の談笑をしていた時のこと。

 

実家で一緒に過ごした祖父母にはめっきり弱い私。

自分で決めて準備したことながら、高齢の祖父母からとても遠いところに行くのかと思うと、そして「まだまだ長生きしてね!」と思うと(だって、次に帰国できる時まで元気かなとか考えると…ね、)、どうもメソメソとなってしまっていた私に祖父母が言ったこと。

 

「ワシのことなんか気にせんでええ。この歳まで生きれとるのがオマケなんよ。」

と、その昔、戦時中は飛行機で満州にも飛んで行っていた祖父が一言。

 

その横で、広島の原爆を生き抜いた祖母が、

「ほうよね。ウチら原爆で死んどったかも知れんのが、生きとるだけのことよ。」

 

って、二人揃って笑顔で。

この会話はいつ思い出しても心が熱くなってしまう。

 

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74年前の今日の広島には原爆が投下され、その3日後には長崎にも。そして終戦

その当時の話は、祖父母から色々聞いたけれど、そんな時代に人はどんな気持ちで生きていたかとかどんな大変な思いをしたかとか、私の想像なんて到底及ばない。

 

原爆の話を聞くとき、祖母は言っていた。「何もわけが分からず、とにかく食べるものを見つけて生きることで精いっぱいだった」と。

 

人は戦争や殺し合いのような残酷なことをやってしまう生き物だけど、

例えば広島の復興ぶりや、時代に翻弄されながらも生きてきた人達のことを思うと、互いに協力しあい逞しく生きられる生き物でもあるはず。

 

誰もがその命を全うできる世であってほしい、ただそれだけ。

ベアマウンテンのパウワウ

夏のチェックリスト項目の1つ「パウワウに行く」☑。

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ロックランド郡からすぐ行けるベアマウンテンで、毎年8月のはじめに行われるイベント「パウワウ」が今年も今週末に開催され、昨日遊びに行って来た我が家。

 

以前、まだ夫と二人だった頃に行った時の過去記事↓

wasabism101.blogspot.com

 

お昼時に到着したので、まずはフード。

フードスタンドで買って木陰に腰掛けてのランチ。せっかくなので、ネイティブアメリカンイベントっぽく用意されるジビエにする。

夫はウサギ肉のソーセージのホットドッグ。私はベニソン(鹿肉)のホットドッグ。
アメリカで一般的に売られているビーフのホットドッグに比べ、脂肪分が少なくライトで、ちょっとだけgamyな(野性っぽい)のがおいしかった。


フードに添えるのはササフラティー。赤い色がきれいなハーブティーで、清涼感がある風味が暑い夏の日とジビエ肉にぴったりなのです。これ大好き♪

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夫と二人で来ていた数年前は、会場の真ん中で繰り広げられるダンスや歌のショーを見て、周りのお店を一軒一軒回って買い物し、ご飯を食べてまたショーを見てまたお店をまわり...と、気の向くままにウロウロして過ごしたものです。

でも今年は走り回る息子と一緒。
彼にパウワウのダンスを見せて、音楽を聞かせて、あわよくば息子も一緒に踊って楽しんでくれるといいいなぁ~、という母心を抱いて行ったのです。

 

地面にちょこんと。。。

(仁平にタイダイ帽子は目立つ迷子防止スタイル)

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スイッチON。踊り始めました♪

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音楽&リズム好きがウズウズしてきたのね。立ち上がって自分もステップ踏んでくるくる回って、楽しそうに踊る姿に、私の母心もほっこり。
暑い日に汗だくだけど、よかったよかった。

 

そんな息子にお土産。今回のパウワウでのお買い物は、踊るときに足首や腕に巻いて鳴らすラトルと、ミニサイズの太鼓。

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さっそくバチでミニ太鼓を鳴らす姿とそのポクポク...という音は、お寺の小坊主のよう。
それを見て、またほっこりの母心。

 

運を家に置いて出たらしい

冴えない日ってあるもので、何かにつけてアンラッキーなことが起こったりする。

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例えば、、、

 

朝の電車。

いつも乗る電車。

これに乗りたいから、、、乗り過ごしそうだったので駆け込み乗車にトライしてしまったのが間違いだった。

電車のドアの手前、駅のホームの黄色い点字ブロックのところで滑って転げ、

片足の膝を電車の車体に強打して負傷。

痛いよー、と悶える目の前でドア閉まる。

電車にも乗れず、膝もケガするダブルパンチ。

 

 

とか、、、

 

オフィスを出たら急に雨が降り出し、折り畳み傘を備えていたのがラッキーかと思いきや、暴風雨で傘なんて役立たず。

あまりの土砂降りのため、雨は地面から跳ね返って足元から逆さまに降って来る。

バスを待つ数分の間にずぶ濡れ。

 

なのにバスに乗ると晴れ間が見えて雨は止み始める。

なんだったんだ…と思いながら、、、

自分が降りるバス停が近づくと、また土砂降り再開。

それでもバスからは降りなきゃだから、降りる。

なんなんだ!と思いながら。

 

 

とか、、、

 

とある用事で金融機関のお客様窓口に電話。

本人確認のため、あちらから尋ねられる質問に答える。

そして電話の要件は何かを述べる。

すると、担当部署へ回すからと電話はしばらく…というか結構長く保留になり、そのうち担当部署の人であろう次の人につながる。

本人確認のため、再び色々質問されて、さっきと同じことを答える。そしてもう一度要件を説明する。

・・・それを4回、4人の違う相手に同じ回答を繰り返し、もういい加減要件処理できるよねと思った矢先、ふいの夕立落雷で一瞬停電したため電話回線は切断。

用事は完了せぬまま、こちらのやる気だけ終了。

 

とか、、、

 

こういうパッとしない日もあるある。

こんな時はとっとと家に帰って、2歳の息子と遊び、寝かしつけたらゆっくり夜のデザートを食べて、後はばたんきゅー☆これに限る。

 

そしてまた明日からがんばる♪

ホタルのいる夏

職場で「7月もう終わるのか」と思いながら月末の仕事をしていると、NYの夏がとても短く更に貴重に感じた今日。

夏の思い出に、今年7月に我が家の庭にやって来たホタルのことを書いておこう♪

 

寝室が庭側にあるので、部屋のライトを切った後ふと窓の外を見ると、ポツリポツリと浮かび上がる光。

昼間は息子が遊びまわり夫がガーデニングと盆栽の世話に勤しむ庭も、夜になると静かになり、ご近所から少し届く明かりで置きっぱなしの息子の赤いボールや砂場などがうっすらと見えるくらいの中にふわりと現われては無くなり…を繰り返すホタルの光はとても幻想的。

 

日本にいた頃は、ホタルは街(町)から離れた山の中に見に行くものだったけど、ここでは庭にやって来てくれる。

NYC通勤圏内の住宅地ながら、木が多くて芝生や草のある庭地がたくさんだからホタルがいやすいのかも。

 

ある日のこと。。。

庭に続くキッチンからのお勝手口を出たところ、今年夫が種から楽しみに育てていたエンジェルトランペットが大きなサーモンピンクの花を咲かせたところに、ポツンととまったホタルを発見。

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大き目であまり飛び回らない様子なのでメスかな?

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夕方、これから日が暮れていくのにあたりが薄暗くなり始めた頃だったので、まだホタルの光もちらほらと始まったばかりの時間帯。

こんなに接写させてくれるホタルは初めてだなぁ♪と何枚か写真を撮ってみていると、ふわりふわりと光り始めてくれた♪

www.instagram.com

 

しばし、見とれていながら、、、

「これはパートナー探しのための光」と頭によぎり、

「虫たちの子孫を残すための行為」を人はキレイだ幻想的だと眺めているのか、、、面白いな、と思った日暮れ。

 

 

そんなふうに、自宅の庭にホタルだいるだけで私は「わぁ~♪」となってしまうのだけど、夫曰く「ホタルはどんどん減ってきている」らしい。

人やビルやお店や道路のための明かりが増えて、周りがどんどん明るくなると、相手が発する光をたよりにパートナーを探すホタルたちは光=相手にを見つけられなくなり、結果子孫が残せずホタルが減ってしまうんだと。

悲しい話だ。。。

 

 

その翌朝のこと、どこから入ってきたのやら、寝室のバスルームの壁に1匹くっついていた。

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昨夜は良いパートナーに出会えたのかしらね♪それともまだまだこれからが勝負か。

7月上旬の出来事なので、もうこのホタル達は命を終えてしまっているだろうけど、しっかり光って良い相手を見つけられているといいね。

 

夏の野生ワインベリーでジャム作り

我が家の7月の風物詩のひとつ、野ベリー(ワイルドベリー摘み)。

藪の周りに生息しているスポットがあり、毎年この時期に夫と2人で出向いては、炎天下で足元のポイズンアイビーと腕を引っ掻くベリーのトゲと格闘しながら赤く熟したベリーの実を一つ一つ摘んで持ち帰っている我が家。

今年は私が忙しくしているスキに、収穫期を逃すまいと夫が一人、コンテナ山盛りの大量ベリーを採ってきてくれていた。

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明るいレッドのワインベリーという種類。
お店で売られているベリー達に比べると実は小さめで酸味が強い。
パンケーキやヨーグルトといっしょに、又はそのままつまんで食べても美味しいけれど、甘酸っぱいので(そしていつも大量に採って来る我が家なので)これをジャムにするのも毎年の楽しみになっている。

 

採ってきたベリーを洗って、お砂糖とレモンジュースを混ぜ込んでお鍋で煮る。
ズボラなので、そのまま。なので種入りの粒々感ありのジャムになる。

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我が家が大好きな食べ方は、トーストにピーナッツバターとダブルトッピング。

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今朝は、ユダヤ系のご近所さんから頂いた柔らかくて甘みのあるハラーブレッドのトーストにこのダブルトッピング。
テキトー&ズボラな我が家ながら「ピーナッツバターは無糖に限る」というコダワリがあるのだけれど(詳しくは過去ブログ「ピーナッツバター愛」で)、このジャムも無糖と合わせる方が断然美味しい。

夫が大量に収穫してくれたおかげでジャムもたくさんできたので、少し夫の実家にもお裾分けさせてもらおうかと思っているところ♪