イサカの街中にはイサカコモンズという場所があります。
お店やレストランが並び歩行者天国になったエリアです。
そしてそのまわりにもたくさんのお店があり、
小さな雑貨やさんや、作家のハンドメイド品を扱うお店や、、、
イサカ滞在３日目。
前日と同じく早朝に起床し、デニーズで朝食。
この日、小雨の降る中、
街中にあるこの古めかしいビル、実は昔ここは学校だったそうで、
古く歴史ある建物はそのままに、今は
Dewitt Mallというショッピングビルになっています。
ここに入るお店もローカルで個人経営の店舗。
大きな街ではないけど、一点ものおもしろいものに出会えそうな街イサカ、大好きです♪
☆次回は地質学博物館の話
前回のイサカ旅で行って、大好きになった場所、Cornell Lab of Ornithology。
名門校コーネル大学の鳥類研究所施設です。
研究所ビルの一部が一般にも開放されています。
広くて一面大きな窓になったロビーからは、外の池にや森に集まる野鳥を観察できます。
望遠鏡も設置してあり、鳥たちをズームで見て楽しむことも可能。
息子は鳥の鳴き声を紹介するこのマシーンが気に入っていました。
こういう場所のギフトショップには必ず立ち寄りたくなる我ら夫婦。
前回、この研究所が出版している鳥の絵本を息子用に購入したのがとてもよく、今回も同じシリーズを含め３冊の絵本を購入。
色々なことに興味が出ればと思い、絵本はついつい買ってしまいます。
吹き抜けに舞う、最大と言われる古代鳥類の模型も迫力あるけど、その吹き抜けの壁一面に描かれた世界地図と鳥がとてもステキなのです。
Jane Kimというアーティストが壁をキャンパスにして直接手描きした作品です。
ギフトショップでの買い物を済ませ、屋外へ。
研究所の周りは、遊歩道が整備された鳥の集まる森になっており、ここも日の出から日没まで一般開放されています。
この森の中の散歩が気持ちの良いことといったら♪
緑の森の中を進む遊歩道が整備されており、子供連れでも散歩気分で歩けます。
義父は木に詳しい、義母は草花に詳しい、その息子である夫も自然好き。
私は皆に木や植物の名前を教えてもらいながら歩くのが楽しい♪
池の畔でちょっと休憩。手には拾ったバターナッツ、クルミの種類らしい。
キレイに咲く花を見ると匂いを嗅いでは「ん～ん♪」という息子。
水が近い森なので、虫除けもむなしく蚊にやられながらだったけど、家族での楽しいお散歩でした。
遊歩道の途中にあったプレート。
“The perception of beauty is a moral test” – H. D. Thoreau
自然に感謝し大事にしていきたいですね♪
☆次回はイサカの中心地をちょっとだけ。。。
墓地を後にし、向かった先はカユガ ネイチャーセンター。
カユガというのは、NY州の「フィンガーレイクス」と呼ばれる大きく細長い複数の湖のうちの一つ名前で、その南端にちょうどイサカの街が位置します。
カユガ湖畔にあるこのネイチャーセンターでは、このあたりに棲む地元の動物や自然環境のことが紹介されています。
エントランス正面には、湖の生物や生息環境を今と昔で比較し展示する大きな水槽。
ローカル動物の大きな剥製も展示されています。
動物園のような大規模のものではなく小さな施設だけど、生きた昆虫や小動物が見られるコーナーも。
ちょうど餌を与えていた飼育係のお姉さんが、中に入っていたトカゲを出して見せてくれて、珍しい生き物を間近で見られてラッキー☆
夏なので、子供たちのサマーキャンプも開催されており、屋外ではプロジェクトを説明するインストラクターと小学校低学年くらいの子供達が集い、わいわいとキャンプのクラスを楽しんでいました。
その横を通った先、キツネのコーナー。
暑いし日がサンサンだしで、しばらく織の中には何も見えなかったけど、しばらくするとキツネがこちらの方まで出てきてくれて息子喜び「フォックス」を連呼。初めて見るキツネ、よかったね♪
またさらに行くと、野花がたくさん咲くバタフライガーデン。
蝶々や、ハチがたくさん飛んでいました。息子はここでも連呼「ボンベンビー！」バンブルビーがうまく言えない。
敷地はどこまで続くのか… バタフライガーデン以外の場所にもずっと野花が広がる草原。
小高い丘の上からはカユガ湖も見下ろせてなかなかの眺め。
こういう場所に息子を連れて行っては、自然を大事にする子になって欲しいな、と母は思うのです。。。
☆次回はコーネル大学鳥類学研究所でのお散歩
バケーションだろうとホテル滞在中だろうと、いつもの時間（5時）に起床する息子。
おめざの牛乳を飲ませ私達も身支度を整えたら、朝食は近くのデニーズで。
パンケーキにスクランブルエッグとベーコンとホームフライの、こってこてにアメリカンでボリューミーなファミレス朝食も、なんだか夏の家族旅行っぽくて良い♪
（余談：デニーズ＝こんなアメリカンフードしか知らなかったけど、日本のデニーズは日本のファミレスっぽく、朝定食的なものや和風メニューもあるのね（←デニーズのない広島出身）。しかも安く。
そんな話を和食好きの夫にしたら、日本のデニーズを羨ましがっていた。）
さて、、、パンケーキが大好きな息子とシェアしながら非日常なビッグな朝食をたいらげ、次の行先は墓地。
夫のおばあちゃんとおじいちゃんのところへ、お墓参りです。
墓石周りの草は、墓苑の管理がきれいに刈ってくれています。
墓石に水をかけて汚れを拭いてお掃除し合掌。
藪のほうから、転がっていたどんぐりを見つけて持ってきた息子。
お墓のうえにコロンと置いてどんぐりのお供え。
もう一つ、義父母宅の庭で遊んでいた時に見つけた、きれいなオレンジ色の小石もお供え。
息子にとっては曾おじいちゃんと曾おばあちゃん。もしも今でも生きていたら、きっと息子のことをかわいがってくれたことでしょう。
おじいちゃんはずーっと昔に亡くなったので、夫も存在を知らない。
でもおばあちゃんは、私達が一緒になって間もなくの頃に亡くなったので、夫も色んな思い出がある様子。
私は残念ながら会うことはできず、家族で行った葬儀に参加しただけで、私の知るおばあちゃんはみんなから聞く思い出話のイメージ。
ドイツで生まれ育ち、当時の敵国アメリカ人のおじいちゃんのもとへ嫁いできたおばあちゃん。
イサカの酒屋さんで長く働き、カレッジタウンらしくそこへお酒を買いに来る大学生の若者たちとも顔なじみで、そんな彼らの学生パーティにも招待されちゃったエピソードもあり。
いつまでも強いドイツ語訛りでドイツ女っぽさが抜けることなかったおばあちゃん。
私には移民の先輩。一度会えたらよかったな、、、と感じる。
☆次回はカユガ ネイチャーセンターの話
”次回はイサカブリュワリーの話”
なんて前回言っておきながら、なんとまともな写真を撮っていなかったので、写真各種は貼り付けるリンクで見てみてください。
イサカ１日目の（日曜日）のディナーは、お宿すぐそばのIthaca Beer Co. のTaproomへ。
月・火曜日が休業なのでこの日のうちに。
イサカのクラフトビール醸造所で、併設のレストラン＆バーで食事とビールを楽しめます。
息子のお昼寝時間を終え、ちょっと寛ぎ我が家も夕方５時頃到着。
レストランは大賑わいの満席で（そう、いつもお客さんがたくさんの人気ぶり）、30分ほど待って食事を開始。
でっかいバーガーにかぶりつきながらビールといきたい気持ちではあったけど、、、
なにせ夕方なのと待ち時間で少々わがままになってきていた２歳児息子の食事の相手をすべく、私は片手でも食べやすい"Classic Pizza"と"Ginger Beer"を...横でバーガーとビールを楽しむ夫を横目に。
Taproom Menu
しかしこのピザ、なかなかいける。シンプルなソースとチーズのピザだけど、息子の相手をしながら何切れもいっちゃいました。
Ginger Beerはノンアルコールのジンジャーエール。しかし本当に生姜の味で、唇がちょっとヒリヒリするくらいパンチ効いてて、妙にハマるおいしさです。
Taproomは終始満席で、フォーク/カントリー音楽の生演奏も始まり、カップル、若者グループ、家族連れのお客さんで賑わっていました。
さて、、、私のお楽しみはその後のホテルにて。
息子を寝かしつけて午後９時、ホテルで晩酌開始♪
ビールはさっきのIthaca Beer Coの「Brew York」、つまみは食べきれず持ち帰ったピザ...笑。
レストランの写真無いけど、こっちの写真はあった。。。
息子が眠りにつき、落ち着いて１杯やれるためでしょう。ホテルでの瓶ビールと温めなおしたピザがとてもとてもおいしく至福の時でした。
TaproomではIthaca Beer Coのオリジナルグッズも販売されています。
グッズオンラインストア
我が家もビアグラスやTシャツなど（このTシャツかわいくってお気に入り♪）購入して愛用しています。
そして、毎回コースターを持ち帰る我が家♪昔の飲み屋さんでそのお店のマッチを持ち帰るかんじ（←昭和人間）で、お店の思い出を持って帰ります♪
Ithaca Beer Co.インスタグラム ↓
☆次回はお墓参りの話
追記：
Ithaca Beer Co. のことを書くのにググり直していたら、各地（主にアメリカ）の醸造所とそこの代表作ビールを日本語で紹介するサイトを見つけました。Ithaca Beer Co. のことも載っている。面白いなと思ったのでリンク貼ります↓
イサカへの小旅行での我が家のお宿は、Gayhaven Motel。
街の中心部から車で10分ぐらいでしょうか。幹線道路沿いにあるモーテルで、夏のロードトリップっぽい雰囲気が良いです♪
今回は義父母用と私達用の２部屋を予約してのステイ。
２部屋はコネクティングルームで、中でお互いの部屋に行き来できるタイプ。
お部屋は木と白壁と電球ライトのシンプルなインテリア。
そしてキッチン付きなので、小さい子供連れ滞在には何かと助かります。
各部屋の窓の外にはバードフィーダーが吊るされて、餌をついばみに来る野鳥を眺めることができます。手元のテーブルには古本屋さんにありそうな鳥図鑑。
朝ブラインドを開けた時など、コマドリやグラクル等がやって来ていました。
このモーテル、ワンコちゃん連れゲストも滞在可能です。
芝生の敷地をお散歩させることもできるし、リードを外して遊ばせることができるフェンスに囲まれたドッグパークも用意されています。
家族の一員のワンコちゃんを連れて旅をする方にはありがたいですね。（うちの息子もこの中に入ってワンワンと一緒に遊びたがっていましたが。）
その他、緑の敷地には人が楽しめる設備も充実。
子供が遊べるブランコ、シーソーなどもあり、それらを存分に楽しんだあとは木陰のハンモックでご満悦。ハンモックは上手く乗らないとひっくり返って落ちちゃうので、写真の枠外では大人二人がかりで支えてバランスをとりつつ揺らす作業が行われていたことなんて本人お構いなし。ずーっとゆらゆらを楽しんでいました。
ペタンクという鉄球を転がす遊びも。
砲丸投げの球のような、重い鉄球を持ち上げては投げる２歳児にハラハラしつつ、母は監視。
ここに用意されたグリルでバーベキューや、火をおこし自由にボンファイアもできるそうです。ボンファイと言えばグラハムクラッカー＋マシュマロ＋チョコレート→スモア。材料はモーテルのオフィスで販売されています。
同敷地内の別棟がそのオフィス。
チェックインや問い合わせをするフロント。
ローカル情報や各種観光スポットのパンフレットなどもここで手に入ります。
ロビースペース。
広い部屋にソファがあり、新聞雑誌が置かれいつもレコードで音楽が流れています。奥にはコーヒーやスナックが用意されたコーナー。
民家の建物を利用しているので、アットホームで落ち着きます。
上の写真にも写っているように、定期的にアートも展示されているそうです。
今回の滞在中に展示されていたのは、Frank ShifreenというNYCのアーティストの作品。
イサカに縁のあるアーティストとのこと。
メディテーションをペインティングや彫刻にしたアブストラクトなアートが並んでいました。こちらでの購入も可能。
このモーテルはここ数年でオーナーが変わり、各所リノベーションされています。
確かに、まだ夫と２人だけで初めて来た時は、もっと典型的で古い（よく言えば"クラシック"な）モーテルというかんじでした。
新しい経営になってからは、モーテルの雰囲気は残しつつ、内装も新しくなり、床や調度品も新調され、屋外設備やアート展示のイベントなどもあり、新世代のゲストも楽しめるお宿にアップグレードされています。
自然を感じる敷地に、アートやヒップな内装で、アットホームなかんじがイサカっぽくて気に入っています。
モーテルのインスタグラム ↓
☆次回はイサカブリュワリーの話
ロックランドを朝のうちに出発し、途中でのんびり休憩しながら、お昼過ぎにイサカへ到着。
この日は日曜日。お宿のチェックイン時間まで、週末開催されているイサカのファーマーズマーケットに立ち寄りました。
ここのファーマーズマーケットは大好きで、毎年イサカに行くたびに遊びに行きます。
湖のほとりに設置の屋根付きパビリオンで開催されるので、雨の日でも炎天下でも気にせず楽しめるので良いです。
ちょうどお腹もすいてるし、、、
数あるフード出店者の中の一軒、大阪屋さん。こちら、毎回寄らせてもらっています。
だって、ほら、、、お品揃えが日本！
この他、太巻きやおそばや日本のカレーなども提供されています。
アメリカで日本食と言うと、寿司、天ぷら、照り焼きチキン…そういうのも美味しいけれど、こんな「おふくろの味」「おばんざい」的メニューにはやっぱり惹かれる♪
前回、前々回は、白菜の炊き合わせきんぴらごぼうなんかも頂きました。
今回は軽いお昼代わりに私はお赤飯、夫はお赤飯とお稲荷さん。日本の味付けでおいしかった。
店主さんらしき女性に聞いたところ、日本の新潟出身で移住してきたおばあ様に和食の調理を教えてもらい、その味をここで提供されているとのこと。だからこんな素朴で懐かしい味付けなのかと納得いく。
お腹も落ち着いたところ、息子の相手をしていてくれるという義父母の言葉に甘え、夫と二人でお買い物開始。
地元の採れたて新鮮お野菜を始め、チーズ、ワイン、ビネガー、はちみつ、ジャム、ペストリーなどのフードはもちろん、アクセサリー、革製品、アパレル、木工品などのクラフトも。それからお花や植木、石鹸や化粧品、そして絵やイラスト、写真などのアートも販売あり。
どれもオーガニックやエコフレンドリー素材を使っていたりで、エシカルに作られた地元のものばかり。
息子を見てもらっている間にと必死だったので、あんまり写真がなく残念。
マーケットの雰囲気はIthaca Farmers Marketで検索、またはホームページやインスタグラムでどうぞ。
私のお買い物は、、、
息子のTシャツ。１枚ずつ手作業でプリントされたデザイン。きれいなグリーンとでっかいバッタがかわいい♪昨年も息子のTシャツを購入したお気に入りのお店 Silk Oakさんで。
お土産にアップルサイダービネガーとメープルシロップ。
などなど。。。
いつも何やら欲しいものがたくさんあるファーマーズマーケットです。
☆次回はお宿の話
