たちまちWASABI

NYC郊外暮らしラプソディ~アートと自然と一緒に

やるせない気持ちになるニュースが多いな...

ジョージ・フロイドさんの命を奪った警官の暴行に対する抗議活動で、連日本当にたくさんのニュースが流れています。
気持ちが重たくなるニュースがたくさんで...
でも、今日は気分転換に"創作ランチ"を作ってみたので、その事をブログに書こうか~♪なんてその写真を撮ったりしていたところ...

耳にした、今日の大統領の会見ニュース。
「ジョージ(フロイドさん)にとっても素晴らしい日だ。天国で喜んで見てくれていると良い。」
というような大統領の発言で、なんかもう... 一気にやるせない気持ちになりました。

www.npr.org

今日の会見は、アメリカの失業率が上がり、市場回復の良い兆しが見えたという内容で、これが雇用の均等→人種の格差を無くす→だからジョージ・フロイドさんにとっても喜ばしいこと、ということからの言及だったようだけど、、、
人種別で見ると、この場合の肝心な黒人系の失業率は回復していないそう。
抗議活動が続き、人種差別問題・警官の暴力がどんどん出てきているところ、全体の失業率が回復したのをフロイドさんも喜んでるって... 全く理解できん...
ジョージ・フロイドさんは、空の上からじゃなく、生きて家族や仲間と一緒にいたかっただろうし、平等な人権も一緒に喜びたかっただろうと思う。


こちらで見られるNHKのニュースでも伝えられていたので、日本でも報じられているのだと思います、NY州バッファローでの抗議活動中に、老人が警官に突き倒され重傷となった件。

www.newsweekjapan.jp

突き倒された男性は、暴力無く平和的にデモを行う側から、警察のヘルメットを差し出し返そうとして警官隊に近寄って行ったと言われています。
ニュース記事が伝えるように、突き倒した警官はおろか、周りの警察官が誰一人としてこの男性の容態を見ることさえせず放置。そして警察側は当初「男性がつまずいて倒れた」と説明していたそうです。

現場となった場所は、このデモ以前に「警官隊が跪き、人種差別抗議者に対しての支持と連帯を示した場所」。
跪きは何だったのか... 恰好だけ...?

この件で、突き倒しに深く関与した警官2人が『停職』処分となったそうです。いつもながら、免職にはならないのですよね...
そして更に、この2人への処分を受け、今度はこの警官隊チームの残りのメンバー全員が「処分は不当だ」としてチームを辞めることで抗議を行っているそう。でもこれはデモ対策用チームを辞めただけで、警察を辞めると言うことではないようです。

www.cnn.co.jp

アメリカの警察は「常に上からの支持に従順する」という定めがあるそうです。ニュース記事の抗議理由にもあるように、今回の件も支持に従った結果だったと。
じゃあ...武装もしない攻撃もしない老人でも何者でも、近寄る者は全て暴力で叩けと命令されているのでしょうか。

デモ隊への支持と連携を表しての跪き... あれも命令だったから?...と思ってしまうのは私の心が汚れているからでしょうか。。。
ニュースで伝えられてくる、平和的なデモ&それを支持する警官の姿を見て、どうかこういうのが広がっていってほしい!と願っているのだけど。


まだまだ続く抗議活動、雇用と経済再開の数字を喜び、国のコロナ対応は後回しになっていくもよう。
「なんかなぁー」な事が多くて、今日は気持ちがいっぱいいっぱいでした。

 

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