たちまちWASABI

NYC郊外暮らしラプソディ~アートと自然と一緒に

気持ちを纏える大事なビンテージコート

はじめアメリカに来た時の荷物はスーツケース2個、ボストンバッグ1個、パソコンが入るバックパックを担いで、というかんじ。
始めは荷物をコンパクトにするために、とにかくオールマイティ&ベーシックで幅広く着回しできて季節を凌げるものが優先で。

その後、何度か帰省するたびに実家に置いていた自分の持ち物を整理し、中から少しずつこちらに持って来たり送ったりして、洋服などは後から徐々に増えてきました。
ベーシックなのに対し、「嗜好品」のような「あったら楽しいよね♪」なものは後回しで、追って移動。

でも、そんな後から来た組の中にも、お気に入りはたくさんあるんですよね。毎日着るわけじゃないけど大好きで、毎年時々でも袖を通せばなんだか良い気分になるような。

この見るからにビンテージなにおいがプンプンしてくるコートもそれ。
始めは実家のクローゼットに仕舞ってきたけど、やっぱり後から連れて来た一着。

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これ、実は私が高校生の時からのコート。なので、もう…四半世紀ほど(笑)
その当時ちょうど古着とかレトロなものが世の中にたくさんあり、私もそういうテイストが好きだったので、このコートはとっても気に入ってよく着ていました。

でもこのコート、テイストだけでなく"ホンモノ"の年代物。
なにせ、私の祖母(母じゃなくて)が若い頃に着ていたのをお下がりでもらったものだから♪
私の四半世紀+祖母の何十年か分の歴史がある一着ということです。

程よい重みが心地よいウールの、しっかりしたコート。祖母が着て、私が10代の頃から来ていてもまだちゃんとしている。
祖母の時代の一般人に、とっかえひっかえの「ファストファッション」なんて無くて、コート1つ買うなんていうときっと「長く着られるものを」と大事なお買い物だったんだろうと思います。

そんなコートが孫娘(私)へお下がり。
若い頃の祖母は身長が160cm少々と、戦前生まれにしては背が高い人だったけど、それでもやっぱり昭和の人(笑)。
対して私は子供の頃にバレーボールでブンブンやってたせいで伸びてしまったのか(んなことはないけど)とくに手長で、さらに肩幅もあるので(ようはガタイが良いのです)、私が着ると袖がつんつるてんの8分袖のようになってしまったこのコート。
祖母が裏地を一旦外して、生地を目いっぱい出せるだけ出して袖丈をのばし縫い直してくれました。

先日はこれにパッチワークの帽子でお出かけ(といっても、買い物程度の外出だけど)。
祖母からこのコートを貰った高校生の頃も、こんなふうに帽子を合わせてよく被っていたので…基本的に10代の頃と変わらない恰好をしている自分って…(笑)とも思うけど~
好きなスタイルはいくつになっても好きなんだな♪って感じます(笑)

日本を離れてアメリカで貧乏留学生をしてたらオシャレにお金なんて使えなくなり、子供が産まれたら更に二の次になっちゃって(笑)
でも、一時よく耳にしたお片付けメソッドで言うところの「ときめく」ってやつかしら…、時々こういう思い入れのあるものを身につけると、オシャレすることにハングリーだった頃の”やる気”みたいなの(笑)が蘇り、なかなか良い気分♪
そんな気分にさせてくれるこのコートは、後から追ってでも持って来ておいてよかったな☺これからも大事にしよう♪って思う一着です。




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