カリフォルニアの山火事、ジェンダーリビールパーティ＋性別のこと

日本のニュースでも伝えられていると思いますが、カリフォルニア州の山火事はいまでも続いており、広大な土地を燃やし続けているとのことです。

ニュースやSNSでも流れている、これがフィルター（加工）無しなんてと疑うほど、空が真っ赤に染まったサンフランシスコや、部分的に鎮火したところでの焼け野原になった森の姿などを見ると、自然の驚異を前にしての人間の無力さを感じてしまいます・・・

ふと見つけた2018年の記事：

www2.humboldt.edu

「2018年は、これまでにない酷い山火事に見舞われ… ロードアイランド州（全米では一番面積が小さい州）2.5倍の1,900,000エーカー（およそ7,689㎢）が焼けた」というような見出しで始まります。
そして、カリフォルニア州の歴史の中での大きな火事上位20のうち15件は、2000年以降（ほんの最近のことばかり）なのだそうです。

しかし、今日、、、

www.cnn.com
現在の山火事の勢いは、ロードアイランド州の隣、コネチカット州ぐらいの広さにまで及んできているという記事がありました。
凡そ3,200,000エーカー、12,949㎢が焼けてしまった、と。
この広さ…日本地図の上だと新潟県。都道府県の面積ランキング５位の新潟県１個分がすでに燃えてしまったというのだから、もの凄い規模です。

2018年の時点で尋常じゃない山火事と言われたのに、たった２年後にはそれをずっとはるかに超える規模の火事が起こっているということになります。

たしかに、カリフォルニア州では毎年山火事がおきているけど…どう見てもその被害が年々拡大しているのでは、と思うところ。これ、今年九州を襲った豪雨災害などと同様に、これまでになかった大規模自然災害がどんどん増えて、しかも被害も酷くなっているようにしか思えませんね…

しかし、聞くところによると、カリフォルニアの山火事の８割は、火の不始末など人的行為によって引き起こされているそうです。
今回の山火事も、ジェンダーリビールパーティ（生まれてくる赤ちゃんの性別を知らせて祝うイベント事）で使用された火薬からの引火が原因だと。
自宅で行って自宅が燃えるならまだしも（いや、それもご近所さんには大迷惑）、山で行って引火して尋常でない規模の自然破壊をし、犠牲者も多数出る・・・
しかも、野外でのジェンダーリビールパーティで大規模火災が発生したのは今回が初めてではない...
パーティを行ったオトナたちの判断が理解できません。そして、生まれてくる子がかわいそうでならない。

ジェンダーリビールパーティでの性別発表は、色んな演出があります。
例えば、ケーキを切ってみると中がベビーブルー→「男の子」のしるし。
くす玉のようなものを割ると、中からピンクのキラキラ→「女の子」。
やるならそういうので十分ではと思うけど、豪勢にやりたい、より驚くサプライズの仕掛けが欲しい、人よりも凄いことをしたい・・・そんな気持ちからでしょうか、この火事を引き起こしたような花火だったり火薬だったり、その上それを行ってはいけない場所で行いたくなる"オトナ"達の気持ちって、、、
法的には、最終的に着火した人の責任となるらしいですが、さてどうなっていくのでしょう。

なんて書いてみたものの、そんなことよりも、一刻も早く火事がおさまり事態が収束してほしい、と思うばかりです。