たちまちWASABI

NYC郊外暮らしラプソディ~アートと自然と一緒に

お得なチャンスを掴む者、逃す者

ふと思い出していたんですよ、アメリカに来て初めて住んだ家にいたルームメイトが、とってもとってもお金のやり繰りを気にする人だったことを。

彼女はその家の「長」だったので、家でみんなが共通で使うキッチンペーパーや各種洗剤や掃除用品などは、いつもドラッグストアの『CVS』で家中の分を調達してくれていました。(食料品やシャンプー類などは各自が調達して自分のを使用。)

買い物の際は、いつも同じCVSに行き、毎週きっちりクーポンを入手し、値引きできるものはもちろん全て値引き価格で購入。
そして、いつも同じお店に行くのも、同じ曜日の同じ時間に来店し、お会計はいつも決まった店員さんにしてもらって顔なじみのお得意さん関係を築き、ニーズに応じたスムーズな対応を受けていました。

買い物には家の必需品だけでなく、個人的な化粧品なども含まれています。
クーポンと顔なじみの関係を駆使し、欲しかったものが定価よりもずいぶんと安く購入できた時などは、まさにその"戦利品"を発表するように私も何度となく買い物の内容を「得した金額」とともに見せてもらっていたものです。

彼女にとっては、こういうクーポンや人脈の駆使が「苦」になるどころか、それで得られる「値引きのお得感」の大きさがやりがいのようでした。
たしかに、頭が良く、数字に強く、とくにお金の計算は大の得意な彼女だったので、いつも本当に楽しそうに買い物をしていたのを覚えています。


そんな彼女を「凄いなぁ... 徹底してるなぁ」と見ていた私は、全くこういうのがダメというかできないというか、、、マメになれないタイプ。
たまたま買おうと思っていたものに適用されるお得なクーポンが目にとまれば使うこともあります。
でも、基本はクーポンを見てから何をいつ買うか決めていくのが... 早く言えばめんどくさいのです(笑)
そして「これなら使うかも♪」ととっておいたクーポンは、そのまま忘れてしまい、気づけば有効期限切れ、はよくあるとこ。そうなると、とっておくにもお財布に入れておくにも場所ばっかりとるしとっ散らかるし... もういいや!となるのが結末です。

このへん、上手くできれば「チリツモ」も可能なのかと思うけど、、、なぜか自分のお金になるととたんに疎い(仕事のお金はきっちりやりますぜ)。
むかしむかし「ここにお金を忍ばせておけば、見つけた自分を喜ばせられるかも♪」と、お財布のポケットに小さく畳んだ一万円札を差し込んでいた私。若い私でも予想が当たり、一万円札のことをまんまと忘れていた私は、ある日それを見つけて「お金出てきた♪」と驚き、予定通りに自分を喜ばせることに成功しました。

そんななので、いつもクーポンを隅々までチェックしてマメに買い物に行っていた彼女の様子に当時の私はとっても感心し、自分もやってみようとまでは思わないくせに、凄いなー!と思っていたのです。


そんなランダムな事だけど、私は時々彼女の事を思い出します、、、
CVSのなが~いレシートを見ると。

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買ったもの3個なのにこのなびき具合。長いよ~。

レシートには、お会計情報に併せてクーポンがずらっと印刷されているので、こんなに長いのです。
数ヶ月前、コロナでのロックダウン開始頃のトイレットペーパー在庫不足の際には、「CVSで何か買って、レシートをトイレットペーパーの代替にすればよい」なんてジョークもあったくらい。たしかに、小さく畳んだところでお財布の中でけっこうかさばる紙の量ですからね。
 

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