今年のクリスマスに、夫からもらったちょっと面白いものをご紹介します。
これ♪
フォーダイト(Fordite)☺
マルチカラーのマーブル模様の石のようなかんじ。
色のかんじから木目調のような... クジャク模様みたいにも見えるし...
なんだかシックでキレイなもの。
夫は「これをアクセサリーにしたら面白いんじゃないかと思って♪」と言いながら私にくれたました。
なるほど。。。じゃあ、ペンダントにしちゃおうかな♪
しかし、「フォーダイト」とは?
これ、車のボディーをペイントする塗料が何層も何層も何層も重なり固まったものから切り取られ、そして磨き上げられたものなのだそうです。
1920年代頃から、車を作る工場では生産性を高めるために、車の塗装にはスプレーペイントする方法が主流になったそうです。
その塗装方法では、車にあたらなかった塗料がそのまわりに飛び散り、何度もそれを繰り返すうちに飛び散ったものが分厚くたまっていきました。
塗料を車の表面に定着させるために行うペイント後の車体を熱するプロセスが飛び散った塗料も固めていき、工場の塗装作業エリアに塗料の層が積もっていったのです。
やがて、その固まった塗料がじゃまになったため取り除かれて処分されましたが、「なんだこれ、面白くね?」と興味を持った工場作業員によっていくらかは保存されたのだそうです。
そしてその固まりをカットして磨きをかけたものが、このフォーダイト。
車メーカーの一つであるフォード社の"Ford"と、鉱物の名前によくつく"-ite" を掛け合わせ、"Fordite"と呼ばれるようになったみたいです。
まさに、自動車工場から"採掘"されたものなので。
(自動車産業で栄えたデトロイトの名前をとって、"Detroit agate"(デトロイトメノウ)や、Motor City agateとも呼ばれるそうです。)
しかし、このフォーダイトの量には限りがあるようです。
なぜなら、後に80年代頃からは更に新しい塗装方法が使われるようになり、塗料が飛び散って積もるそれまでのスプレー塗装がされなくなったから。
これで以降はフォーダイトが"出来なくなった"のです。
ということで、いま手に入るフォーダイトは、ざっくりと1920~1980年代の間に塗料が堆積したのから切り出されたもの。
中には、「この塗料のこの色味は○○年のXX社製の車の色だ!」など、何層にもなったフォーダイトの色を分析することで分かるものもあるのだとか。
車、とくにビンテージカーが好きな人には浪漫かもしれませんね♪
詳しくは:Fordite.com
ということで、さっそくこれを首から下げられるように加工しました。
夫の極細ドリルを借りて、シンプルに穴開けする方法で。
無事に、ワイヤーが通るくらいの小さい穴が開きました。
あとはワイヤーをつけて...
ブラウン系にまとめて、フォーダイトを目立たせたかったので、シンプルなスエードのコードに通すことにしました。
ネックラインに合わせて長さが変えられると便利だと思ったので、ウッドビーズのアジャスター付きで♪
ブラウン系の色も手伝って、ナチュラルな雰囲気に出来上がりました♪
ぱっと見は恐らく「木製品?」というかんじ。
ここの工場ではブラウン系の車をよく生産していたのかな...♪なんて思うのも面白いです。
ビンテージカーの塗装が積もった、いわば「産業廃棄物」のアップサイクル品。
(※昔の塗料なので鉛を含む可能性は考えられます。念のためで、小さい子供の手が届くところにはおかない方が良さそうです。)
キレイな見た目からは意外な素材と、再利用のコンセプトが気に入った☺夫から面白いものをもらった今年のクリスマスでした。
今日のポッドキャストはギフト繋がりで、アメリカのギフト返品事情の話です。
アメリカって、買い物の返品が本当にカジュアル頻繁に行われる...。一体みんなどれだけ返品してんの?と思って調べてみました。
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