たちまちWASABI

NYC郊外暮らしラプソディ~アートと自然と一緒に

ハクホ、バートォ?の威力 - 親バカ日記

以前のこのポストや、こっちのポストでも書いたように、小さな子供の発想はじつに純粋で面白いものです。

日に日に、(鬱陶しいくらい)口が達者になり、容赦なく意思表示をしてくる息子。
ただ、まだ3歳ちょっとなので、大人のボキャブラリーには程遠いです。

そうなると、自由な発想×出来る限りの意思表示で、彼から繰り出される言葉は本当に様々。
息子がまだ上手に発音できないがゆえに「え?いま、なんて?」って訊き返すこともあれば、
もはや私が知らない、おじいちゃんおばあちゃんから教わった英語の歌の内容なんかを一生懸命説明されて、「ごめん!マミー、それ知らんわ」ってこともあります。

これらにプラスで、彼の自由な思考ももちろん健在。
今日... リビングで彼の遊び相手をしていると、
「ハクホ、バートォ?」
と、何度も私に言ってきた息子。

①最後が「⤴」となっているので、何か尋ねているというのは分かる。
②"バートォ"は、おそらく英語の「ボトル(bottle)」だろう。
③しかし、"ハクホ"って何?! 視界に入るものや彼の行動から結びつく単語が無い。

何のことか?ボトルがどうかしたのか?ここにあるのなら指さして示せるか?
何度も訊き返してみたけど、全く見当がつかず、お互いモヤモヤしたままギブアップしてしまいました。

その数時間後、夫も一緒に3人でリビングにいた時、再び始まった「ハクホ、バートォ?」コール。
まただ!と思い、さっきも同じこと言い続けていたんだと夫に説明し、しばし二人で頭を悩ませていると...
「もしかして、オレの"sake bottle(とっくり)"のことか?!」と夫。

すると、「やっとわかったのか!」と笑顔でいっぱいになった息子。どうやら言いたかったのは、『とっくり』のことだったらしい。

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This is "ハクホ、バートォ"


いやいや、バートォ→ボトルは分かったにしても、ハクホってなにさ?
解明した夫曰く、「オレ、いつも相撲見る時、トックリで日本酒飲みながら見てんじゃん。だから相撲=力士=白鵬=ハクホを見てる時に使ってるボトルってことなんだよ♪」と。
リビングでは相撲を観ていたわけでもないのに、なんでとっくりの事を言い始めたのかは分からないけど、その時テーブルにとっくりが置かれていない事に、ただふと気づいた息子が、ランダムに訊いてきたことなんだろう、ということで落着。

思いもよらない息子の思考と、「トックリ」を自分のボキャブラリーでベストを尽くして説明した結果『ハクホ、バートォ』に、笑わされた家族団らん時間となりました。


いまだおさまる様子がないどころか、どんどん酷くなってきてんじゃないかと思う息子のイヤイヤ反抗期で、それはもうイライラさせられてばかりだけど、こういうことを1回でもされると加算され続けたイライラは一気にご破算。
そのうえ、こちらも笑顔にさせてもらえるんだから、究極のツンデレです。

発砲や差別や人の分断なんかを続けるより、小さな子供のこんなちょっとした発言の方かずっとパワフルで心を満たす影響力があるんだから。。。
 

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